前回紹介した行動経済学の主な理論で面白そうなものをご紹介したい。
誰でも分かりやすい理論で「初頭効果」という分析理論があります。よく「人は見た目
が9割」とか言われます。三つ子の魂百までという有名な諺もあります。最初に培われた
印象がずっと最後までそのまま引きずられてしまうことはよくあります。第一印象で気に
されるのは面接等典型的ですが、髪形を整える、ワイシャツにしわがない、爪が伸びてい
ない等以前はよく注意されたものです。お店の印象も「あ、綺麗」の方が良く、印象が暗
かったりするとそのまま脳裏に焼き付いて、店に行く足も遠のいてしまったりします。
初回の印象は本当に大事です。以前某大手銀行の若手営業マンが挨拶したいというので
オンラインで打ち合わせをした経験がありますが、オンライン初対面にも関わらずまるで
尋問を受けているような話し方や身振り手振りの印象で、大変不愉快に感じた経験があり
ます。こちらのメリット等考えずに一方的に与信に関係するような情報だけを聞き出す質
問ばかりで、途中で中断してしまいました。所謂「上から目線」というやつです。ご本人
はそういうつもりでなかったのかもしれませんが、こちら側の印象ではそうとしか思えな
かったのが残念でした。気持ちが無かったんですね。もうそこの銀行へは「全部悪い印象
」のレッテルを貼ってしまいました。
私なりに思うのは人間は警戒心が強く(特に日本人がそうなのかも知れませんが)、ど
うしてもポジティブに捉えることが出来ない面も多いので、初回の印象は特に注意を要す
ると思います。電話、訪問、オンライン会議等々初対面の場は特に気を付る必要があると
思います。