2020年3月、世界では予測もしない不測の事態が発生しました。中国武漢発の新型コロナウィルス全世界蔓延という人類が経験したことのない感染症との戦いです。その目に見えぬ敵との戦いで、自宅待機、休業休校、閉店等、人との接触を可能かなぎり抑制する措置が続いております。
先行きの見えない状況で経済も停滞し、株価も下落、人々の気持ちも冴えない日々が続き、一体どうなるか分からない不安な日々の連続で、雇用にも大きく影響が出てきています。
私事ですが、この2月に実家の父を見送ってきました。大病の末での旅立ちでした。私一人病床の傍らで夜も付き添いが1週間程続きました。夜中病院の簡易ベットに寝泊まりしながらその時も先が見えない状況で、この先我が家はどうなるのだろうと不安な日々で夜も寝られませんでした。
しかし、不安を抱えたままにして止まっているわけにもいきません。我々は生きているので、人生を進んで行かねばなりません。例えどんな辛いことがあろうとも困難に直面しても、前を向いていかねばなりません。父を見送った後そんな想いにかられた矢先のコロナショックです。人生には辛いことの方が多いのかもしれませんが、それも試練の一つと捉え、乗り越えた先の自分を想像してみてください。確実に前に進んでいると思います。
人の動きが止まり気持ちも変わって、いよいよ何もかもが変わっていく予感がしています。時代が動く時はこんな時なのかもしれません。営業マンには辛抱の時期です。IT業界も1か月前までは人手不足でこれからどうなるのかと苦慮していましたが、一転して人が余ってくる(再び派遣切り時代に突入なのか)時期へと転換してしまいました。
そんな辛い時期ですが、いよいよここからが本当の勝負です。本当に必要とされるサービスは何か?無くてはならない絶対に不可欠な人材やノウハウとは何か?そんな時代でも継続してお客様にお声を掛けて頂く。変わらぬ信頼関係を普段通り継続しご提案していくことこそ真のプロフェッショナルです。目先の利益や売上獲得だけに捕らわれてはいけません。常に信頼されるSIerでありたいと今さらながら思う次第です。
今やれることを全力でやりましょう。そうすれば道は拓けてくると思います。
"どんなに悔いても、過去は変わらない。
どれほど心配したところで、未来もどうなるものでもない。
いま、現在に最善を尽くすことである。"
松下幸之助