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昨今の映画事情(その1)

しばらく映画も足が遠のいておりましたが、私もシニアにも突入しましたので割安料金で鑑賞できるようになりました。直近の作品で「沈黙の艦隊」を観て気持ちに火が付きました。昔見逃した作品がデジタルリマスター版で復刻され、渋谷・新宿等に新しいシアターもできるなど長い時間経った後大変興味深い発見が多いです。ネットでyoutube動画やamazonプライムのような配信サービスの普及で自宅で好きな映画を何時でも観られるようになりましたが、やはり大スクリーン+5.1chドルビー大音響で観る映画は迫力が違います。最近では画面の場面に合わせて座席が動いたりとアトラクション化しているシアターも存在しているようです。

今回渋谷の新しいシアターで「モンタレー・ポップ」の劇場版を鑑賞。音楽に興味のない方にはなんのこっちゃ?ですが。1960年代末から70年代にかけては音楽フェスティバルが結構盛んで、当時の時代を反映して若者が反体制や自由を掲げて主にロックフェスティバルを開催しておりまして、モンタレー・ポップ・フェスティバルは67年に開催された野外音楽フェスです。実に57年前です(笑)。勿論開催当時は私も幼児ですから、そんな大人のリアル体験はできておりませんで、後から観た一音楽ファンに過ぎません。

有名なジャニス・ジョプリン、ジミ・ヘンドリックス、ザ・フー、オーティス・レディング等が登場して会場は大興奮。ラストのラビィ・シャンカールのシタール演奏は超圧巻。意外にも映画の中の観客は、パイプ椅子に座って大騒ぎもせずに観てましたね。一番面白く感じたのは「時代」というか「世相」というか、ジミーがギターに火をつけて燃やすライブ・パフォーマンスやザ・フーのドラマーのキース・ムーンが演奏中にドラムセットを叩き壊したりとロック界では伝説のパフォーマンスとされていて、私も若い頃観た時には「これはすごい!」と若気の至りでした。しかし今観ると「楽器は大事にしないといけないのに何てひどいことをするのか」って、逆に呆れやその行為に対する滑稽さを感じたは、破壊や暴力行為に及んでも何も良い結果はもたらさなかったという人類の学びやSDGSやモノを大切にするという風潮が主流の世の中で、時代の流れなんだなあとそんな感情が先に来たのが大変印象的でした。「カッコ良いとは思えなかった」(笑)のが、当時の自分の感情も踏まえ感慨深かったです。映画はもろ時代を反映しているので、昔の作品を今の世相と対比して鑑賞するというのも大変興味深いなとふと感じた次第です。これからも積極的に映画鑑賞に行きたいと思った次第です!

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